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遺品整理の体験談から学ぼう!賢い遺品整理のやり方まとめ

Posted by 2019.09.06 Business vector designed by Freepik
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複数の家族や親族の遺品整理を生涯中に何度か経験する人は少なくないと思いますが、基本的に遺品整理は1人の故人に関連してたった1度しか行いません。
2度目・3度目はありません。そのため後悔しない形で遺品整理をしてあげたいと思いますよね。

この記事では遺品整理を経験した人たちの体験談をもとに、賢く遺品整理するために意識したいポイントをまとめています。

遺品整理の体験談:遺族が自分でやる場合

まずは自分たちで遺品整理をしたという人たちの体験談を見ていきましょう。

体験談1:同居家族の遺品整理の例

まずは同居家族が亡くなって遺品整理をしたという体験談です。
ある遺族は母親の死後に自分で遺品整理をすることになりましたが、まずは宝石や着物の整理から始めたそうです。
宝石は手元に数点残しておいて他は業者に売却しました。
着物は1着だけ残して着物のリサイクルショップに出したようです。

貴重品だけでなく写真やアルバムなどの思い出の品も大量にありましたが、それらは自宅に保管することにしました。
その他の服飾品や靴やバッグ、食器類などは保管できなかったので少しずつ処分したようです。
ただいつも時間の余裕があるわけではなかったので間隔を空けて作業することになり、結局1年ほど遺品整理に時間を要しました。

この遺族は
「遺品の一つ一つを見る度に思い出が蘇ってきて、手に取るとなかなか処分する踏ん切りがつかず、思った以上に時間が経ってしまったのだと思います」
とコメントしています。

この例に見るように、遺品の中には貴金属や着物などのように金銭的価値があるものが含まれます。
それらを売却することで利益を得ることができますが、注意したいのは売却先です。
どこに売っても見積もりが同じとは限らないので、宝石なら貴金属専門のショップ、着物なら着物専門のショップというように、その遺品の価値に詳しい業者に売却するのが鉄則です。

今回のケースでは同居家族の遺品ということで時間的余裕があり、1年かけてゆっくり作業出来ました。
遺族のコメントにあるように思い出の品を短時間で遺品整理するのは簡単ではありません。
やはり思い出すものがあるので何か月も何年もかかることがあります。

自分でやると費用が発生しないのでメリットがありますが、故人が賃貸に住んでいた場合などは遺品整理の時間が限られているので急いで遺品整理するか、あるいは業者に頼んで短時間で作業してもらうことになるでしょう。

体験談2:遠くの故人の遺品整理をした例

今度は遠方の地に故人が住んでいたというケースです。
この遺族は両親を亡くして大量の遺品整理をすることになりました。
遺品の中には古い服や廃材など廃棄するものばかりが大量に残っていましたが、中には思い出の品もあったようです。
それらの品はすぐに整理できず、結局すべての整理が終わるまでには約半年の時間がかかりました。

遺品整理をした結果この遺族は「自分ではできるだけ生前に整理をしておこうと決意しました」とコメントしています。
こちらのケースでもやはり思い出の品を整理し終えるに時間がかなりかかったケースです。
写真や手紙などの類の遺品はやはり遺族にとって整理しきれないものなので、本人が生前にある程度整理しておくと遺族が後で遺品整理しやすくなるでしょう。

失敗談からも学ぼう

自分で遺品整理をして思わぬ失敗をしてしまったという例もあります。
例えば以下のようなケースが報告されています。

■現金や貴重品を捨ててしまった
急いで遺品整理をするとあやまって大切なものまで捨ててしまうことがあります。
例えば「タンスや風呂敷を捨てたが、実は中には現金が入っていた」というケースがあります。
現金や貴重品が意外とも思えるところに入っているケースもあるので、不用品として片づける前に念入りに隅々を捜索しましょう。

■カギを捨ててしまった
貴重品そのものではなく、貴重品が入っている金庫などのカギを捨ててしまうというケースがあります。
カギはわりと小さなものなのでうっかり処分してしまう恐れがあります。
あるいは勝手に「使わない物」と判断して不用品に分類してしまう人もいるでしょう。
こういう事態を防ぐためには、「使うかもしれない物」というカテゴリーで遺品を仕分けておくようにしましょう。

■「他の人のもの」を故人のものと間違えて処分した
故人が借りていたレンタルビデオやインターネット関連機器などを、故人の持ち物と勘違いして捨ててしまうケースもあります。
処分したら弁償しなければいけないので、やはり容易に不用品に分類しないようにしましょう。

遺品整理の体験談:業者に任せる場合

もし大量の遺品を整理しなければいけなかったり、遺品の中に自分たちで搬出するのは難しいほどの大きなものがあったりしたら、自分でやらずに業者に頼む方がスムーズです。
また不用品の処分は遺品整理現場が属している自治体のルールに沿う必要もあるため、もし不慣れな土地で遺品整理する場合も業者任せの方が安心感があります。

では遺品整理業者に依頼したという体験談を見てみましょう。

体験談1:遠方に住んでいた故人の遺品整理の例

まず紹介するのは遠方に住む親族が亡くなって、アパートの明け渡しを含めた遺品整理を業者に依頼したケースです。
この遺族は現地に行くのが難しかったために業者に依頼する決意をしました。
最初は抵抗を感じていましたが時間的余裕がないので依頼せざるを得なかったようです。

結果的に依頼した業者は良心的で、やり取りも丁寧で対応もスピーディーでした。
さらに費用も考えていたよりは安かったので満足したそうです。
自分たちだけでは肉体的にも精神的にも大変になりそうな作業だったので、思い切ってプロに依頼して正解だったと感じています。

この例は遺品整理業者に依頼するメリットをよく示した典型的な例と言えます。
同居家族であればまだしも、遠方に住んでいた故人の遺品整理をするのは簡単ではありません。
遺族が仕事なので時間の都合が取れない場合はなおさらですが、そういう時に現場近くの遺品整理業者にやってもらうと、時間やエネルギーの節約になります。

遺品業者に頼むと料金の心配をする人も多いと思いますが、ゴミナビ!で事前に相見積もりを取るなどの工夫をすると安い業者を見つけやすくなります。

体験談2:遠方で孤独死した家族の遺品整理の例

別の例は遠方に住んでいた疎遠だった父の遺品整理をしなければいけなくなった遺族の例です。
この遺族の父親は遠い所で独り暮らしをしていましたが、最終的に孤独死を迎えることになりました。
家の中はかなり荒れていて何がどこにあるのかも分からない状態だったようです。

遺品整理を始めるためにはまず家の中をきれいにしなければいけなかったので遺品整理業者に作業を依頼しました。
事前に口コミ評判や見積もり内容やスタッフの対応などをしっかり確認していたこともあり、全ての作業をしっかりと完了してくれたそうです。

業者は単に遺品の仕分けだけをするのではなく、水回りの清掃もしっかりする他、家の権利書や通帳などの貴重品も探してまとめてくれていました。
さらには遺族の小学生時の作文や絵や写真、卒業証書なども見つけて揃えてくれていたそうです。

きれいになった家を見て遺族は「父を孤独死させてしまったという重圧から、少しでも救われたような気がしました」とコメントしています。

良心的な遺品整理業者に依頼すると、この例に見るように単なる遺品の仕分けや不用品回収作業以上の整理をしてくれます。
プロの遺品整理業者は貴重品の管理なども徹底している上に、思い出の品を安易に捨てずにちゃんと保管してくれます。このような業者に巡り合うためには、この遺族のように事前に入念な業者選びをすることが大切です。

失敗談からも学ぼう

業者に依頼して失敗したというケースも報告されています。
例えば以下のようなケースです。

■作業開始日になっても作業しない
ある遺族は作業開始日を確認して契約しましたが、業者は予定日になっても一向に始めようとしませんでした。
その後電話しましたが濁されてしまったそうです。
十分な説明もないので結局契約解除を考えて消費生活センターに相談しました。

■必要なものを処分された
ある遺族は事前に業者に処分しないでほしいものを伝えましたが、後日勝手に処分されたことに気づきました。
さらにこの業者は遺品を乱暴に扱う様子が見られたようです。

こうしたケースでは作業をした業者が良心的な会社ではなかったことが主な原因ですが、依頼者自身も自分の身は自分で守らないといけません。
電話応対時や現地見積もり時にスタッフの態度などをよく観察して、もし不安な気持ちになったらその業者に依頼しない方が良いでしょう。
また見積書や契約書の内容を隅々まで熟読することも重要です。

悪質な業者の中には詐欺まがいの行為をしたり貴重品をネコババするところもあるので、業者選びは慎重を期します。
ですから優良な業者しか紹介しないゴミナビ!経由で業者選びをすることをおすすめします。
ゴミナビ!では万が一のトラブル時に現金保証をするサービスも提供しているので安心感があります。

まとめ

遺品整理の体験談をいくつかご紹介しました。
自分で整理する場合も業者に依頼する場合も、どんな遺品整理をしたいか事前に考えてから行うことが大切です。
特に貴重品や思い出の品の整理はきわめて重要なポイントなので、誰がどのように管理するかを決めておきましょう。

遺品整理に関しては色々な失敗談もあります。
大切なものをうっかり間違えて捨てたり、悪質な業者に盗られたり捨てられたりしないように慎重に行動しましょう。
「遺品整理は1回きり」という点をよく意識して行動するなら、様々なミスやトラブルを防ぎやすくなります。

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