コロナ禍で深刻化している「孤独死」【遺品整理】

Posted by 2022.04.08 Business vector designed by Freepik

コロナ禍で深刻化しているひとつが孤独死です。
なかでも孤立しがちな高齢者の割合は高くなっています。
一般社団法人日本少額短期保険協会によると、2015年4月から2021年3月の間に起きた孤独死について、調査対象5045件のうち60代以上の事例は約6割を占めていて
高齢の両親と遠く離れて暮らす子どもにとって、人ごとではない数字です。

本日は、親と離れて暮らす皆様に
知って欲しいことをお話しておきます。

すっかり大人になり、
親から離れて生活する大学生や社会人、そして
守り抜かなきゃいけない大切な家族が出来た人も様々だと思いますが
皆さんは自身の親のことや実家のことをどれだけ把握できていますか？

いつ何が起きるか分からないものですから、
知らないことがなるべく多くないように備えておきたいですね。

親の身の回りにおいて、どんな心構えや備えが必要でしょうか。
最悪な事態になると「孤独死」も考えられます。

必要な心構え・備えって？？

・見守りサービスを利用する
・親の家の近くの地域包括支援センターを調べる
・実家が空いたらどうするか考える
・通帳などの保管場所を共有する
・不用品の片づけを促す、手伝う
・こまめに連絡をとり健康状態や言動をチェックする
・ペットがいれば引き取り先を考える元気な姿を記録する
・整理する際に「誰が行うのか」を想定しておく

「生きているうちにやっておくべき」4つの備え

■持ち物▷片づけのサポート■

加齢によって体力や判断力が低下するため、片づけどころか日々のゴミ出しも困難になり、不用品がため込まれてしまうケースも多いです。
子どもが「手伝うよ」と言葉がけをして、家の片づけを少しずつ進めましょう。
自治体によっては、電話で大型のゴミを玄関先まで取りに来てくれるサービスもあるので、上手に利用したいですね。

■家▷空き家をどうするか情報収集■

親の家が空き家になったら、どんな制度が利用できるのか調べておきましょう。
適用には条件があるので注意が必要です。内容によっては適用期限があり内容が改正されることもあるので、常に最新の情報を入手しておく必要があります。

■心▷死後の支えになる思い出づくり■

親の死による後悔や悲しみから立ち直ろうとするとき、人には「救い」が必要になります。
写真も思い出の1つだが、ぬくもりや息づかいも感じられる動画は、心を慰める力が大きいです。
デジタル社会となった今、積極的に
親とのお出かけや食事風景などをスマホで録画したり、ビデオ通話を録画しておくのもいいでしょう。

■財産▷通帳類の保管場所確認■

親の預金通帳や印鑑、保険証券などの保管場所は、親に聞きにくい情報ではありますが、万が一のときに家中探し回るのは大変な労力がいります。
親のほうもきっかけがないと言い出しにくいため、コロナ禍の今なら「いつ何があるかわからないから、念のために教えておいて」と頼めば、親も受け入れやすいでしょう。

貴方の家ならではのルールを再確認

こちらに関しては、ゴミナビスタッフの経験を基にお話ししますが、
身内が亡くなった際に最も苦労したのは
遺品整理後の「お金の話」でした。
誰もが納得できず揉めてしまったおおきな要因が
「故人の意思」を知る者が少なかったことと
「その家のルールを正しく把握」してる者が少ないことでした。

財産に関して当然、法に従って相続されるものの分配は行われなければなりません。
ですが、亡くなった人にも【意思】があります。
そして、「あなたの家ならではのルール」が存在すると思います。
亡くなった人の【意思】と【ルール】が同時に適応された場合、
結果はどうなるかを確認しておく必要がありますし、確認しておけば
もめることがないように回避することも可能です。
亡くなるまでは対して接触がなかった身内の方も
お金の話となると目の色を変えて飛んでやってきます。

故人の思いを受け止め、円満に片付けが済まされるようにしていくためにも
予め確認をしておくとよいでしょう。

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