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遺品整理とは?具体的な内容と意識すべきポイントを解説!

Posted by 2019.08.08 Business vector designed by Freepik
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家族や親族が亡くなった場合、遺族は遺品整理をする必要があります。
遺品整理とは簡単に言えば「故人が生前所有していたものを色々と整理したり片付けたりすること」です。
でも一口に遺品整理と言っても、遺族がやらなければいけない事は色々とありますよね。

この記事では遺品整理とは具体的にどんな事を指すのかを説明したいと思います。
また遺品が大量にある場合や処理が難しい場合の解決法もあわせてご紹介します。

1.遺品整理とは?

遺品整理は単なる掃除や不用品の処分だけを意味するのではありません。
そういった作業も含まれますが、もっと複雑で大変になる場合があります。
場合によっては法律的な作業も含まれますし、遺族の希望によっては宗教的な要素も関係してきます。

では具体的に遺品整理に関係する作業や要素を見てみましょう。

遺品整理で必要になること

遺族が行わなければいけない遺品整理作業には以下のような点が含まれます。

■金銭的価値があるものの捜索と処理■
遺品の中には現金や預金通帳、貴金属、有価証券など金銭的な価値があるものが含まれます。
こういった貴重品は第一発見者が勝手に持って行って良いものではありません。
相続財産としてみなされる可能性があるため、相続人の特定をする必要があります。
なお詳しくは後述しますが、マイナス遺産がある場合は特に注意が必要です。

■不用品とそうでないものの仕分け■
故人が残した物品の中には、捨ててしまうものと残しておくものとがあります。
遺品は故人の大切な持ち物なので、仕分けをするのは意外と簡単なことではありません。
一見他の人には不要に思えるものでも遺族には思い出の品になる場合は少なくないでしょう。
仕分けでは遺品を捨てるものとリサイクルするもの、売却するもの、後述する「形見分け」するものなどに分類します。

■遺品の売却■
遺品の中から売却するものを選んでリサイクル店やオークションサービスなどで売却します。

■形見分け■
形見分けとは個人の愛用品などを遺族などの間で分け合うことです。
相続財産になりそうな高価な遺品ではなく、どちらかというと気軽に分け合えるものを配分するのが一般的です。
これは遺族に限らず、本人と生前コンタクトがあった友人や近所の人などと行うこともできます。

■不用品の処分■
仕分けをして不用品と判断したものを処分します。
もし廃棄するものの中にリサイクル家電などの場合は処分にリサイクル料金が発生する可能性があるので注意してください。

■掃除や原状復帰■
故人の家や敷地を清掃するのも遺品整理のプロセスでは必要です。
もし住んでいた場所が賃貸なら原状復帰をしなければいけません。
場合によっては建物の修繕を求められる可能性もあります。

また最近は孤独死がよくメディアの話題になりますが、亡くなったことがすぐには分からない場合、時間が経過して部屋の状態がひどくなってしまう場合があります。
体液や血液が流れてしまったり害虫被害や異臭問題などが発生することもあります。こういうケースでは特殊清掃と呼ばれる作業も発生します。

このように一口に遺品整理と言ってもやるべきことはたくさんあります。
もし故人が家族と同居していたなら、ある程度遺産や所有品などについて把握しているかもしれませんが、独り暮らししていた場合などは突然遺品整理をする必要が発生するかもしれないので、遺族は混乱することもあるでしょう。

相続対象になる遺品は?

遺品の中にはゴミとなるものから大きな金銭的価値を持つものまで様々なものがありますが、そのうち遺族が相続することになるプラスの遺産にはどのようなものがあるか見てみましょう。
一般的に以下のようなものは相続対象となります。

●有価証券
●ゴルフ会員権
●貴金属
●現金
●車やバイク
●土地や家屋
●預金通帳
●骨董品

細かく上げていけば他にもいろいろな金銭的価値を持つものが出てくるでしょう。
素人ではなかなか判断がつかないものも出てくる可能性があります。
もし相続関係の遺品など判断に迷うものがある場合は、相続に詳しい人や法律家などに相談するのが無難といえます。

相続放棄をする場合の遺品整理は要注意!

故人が残す遺産の中にはマイナスの遺産が含まれることがあります。
誰でもプラスの遺産は相続したいですがマイナスとなるとそうもいきませんよね。
もし負の遺産を相続したくない場合は相続放棄を利用できますが、ここで気を付けなければいけないのは遺品整理のタイミングです。

民法第921条1号によると、相続財産の全部か一部を処分した場合は相続放棄ができません。処分というのは売却したり片付けたりすることです。
つまり遺品整理をした後に負の遺産があることに気づいても手遅れということです。
もちろん多少の片付けをするくらいでは「処分したこと」にはなりませんが、大掛かりな整理をすると「相続の意志がある」と判断される恐れがあります。

そのため遺品整理を急いでするのではなく、まずは遺品に金銭的な価値を持つものがないか、その反対にマイナス遺産がないかなどを確認しておくと良いです。
相続放棄をするとプラス遺産も受け継げないという事も覚えておきましょう。
もし何か不安があるようなら、法律家に相談するのが無難です。

ちなみに相続放棄は推定相続人が相続について知った日から3か月以内に行う必要があり、家庭裁判所で手続きを行って認められれば成立します。
そのため早いうちに相続人を特定したり相続人同士で話し合ったりすることが大切です。
またもし相続放棄を決定したら後で遺品整理を勝手にはできなくなるので注意しましょう。

2.自分で遺品整理できない場合はどうしたらいい?

場合によっては遺品整理を自分たちだけでやることもできなくはありませんが、「やるべきことが多すぎて何から手を付けたら良いのか分からない」という場合や、「遺品の量が多くてとても個人では搬出しきれない」というケースもありますよね。
また特殊清掃など一般人には難しい作業が発生することもあり得ます。

また遺品の量や作業内容そのものが問題にはならなくても、「故人の事を思うととても自分ではできない」とか「心労で手を付けられない」というケースもあることでしょう。
このような場合は自分で遺品整理するのではなく専門業者に依頼する方がずっとスムーズです。

遺品整理業者とは遺品整理を代行してくれる業者のことです。
遺品整理業者は単なるごみ回収業者や不用品処分業者とは違います。
「亡くなった方が残した思い出の品」という観点から遺品を整理してくれるので、遺族も気持ちよく作業を任せられます。

遺品整理業者を選ぶときは慎重に

遺品整理業者を名乗る業者はたくさんいますが、「どの業者に頼んでも大丈夫」とは思いこまないようにしましょう。何故なら悪徳業者につかまってしまうという可能性もあるからです。
悪徳業者は遺族の心労につけこんで高額な遺品整理費用を請求してくるかもしれません。
また金銭的価値があるものが発見された場合に横領する恐れもあります。

他にも悪徳業者は廃棄物を回収したり処理したりする許可を持っていないために不法投棄を行うこともあります。
業者が不法投棄したからといって遺族が悪いわけではありませんが、依頼者として責任を問われないとも限りません。
それに不要物と言えども丁寧に正しく処理してほしいですよね。
ですからトラブルを防ぐために業者を慎重に選ぶ必要があります。

遺品整理費用を抑える方法

もし遺品整理を業者にお願いする場合は当然費用が発生します。
遺品整理の内容によって費用は数千円から数十万円とかなり幅が出てきますが、遺族としてはできるだけ費用を抑えたいですよね。

そういう時は自分で可能な範囲の遺品整理を行って、残った部分だけ業者に依頼することもできます。
例えば簡単な清掃やゴミの処理などをして、大きな家具や家電の回収などを業者に依頼するなどの方法を取れるでしょう。

3 .まとめ

遺品整理は故人の生前の持ち物を大切に整理・処理することです。
作業の中には遺品の廃棄や売却、形見分け、清掃、相続関連の手続きなど様々な要素が含まれますが、大切なのは慎重に行うことです。
心労もあるので簡単ではありませんが、相続に関連した遺品については特に専門家の知識を仰ぐのが大切と言えます。

相続に関連した遺品については遺族が対処しなければいけませんが、そのほかのものについては遺品整理業者に作業を代行してもらうという手もあります。
お金は発生しますが、時間の節約になりますし適切な処理をしてもらえるのでメリットは大きいです。
いずれにしても遺品整理は故人の大切な思い出を共有する時間になるので、よく考えて臨むようにしましょう。

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