油や洗剤　どうやって捨てたらいい？

Posted by 2021.12.15 Business vector designed by Freepik

揚げ物で使用した油や匂いが好みでなくて必要なくなった洗剤などの
「直接排水溝に流さない方がいい」とされている液体の処分方法を紹介します。

なぜ油や洗剤はそのまま流してはダメなのか。

油は冷えると固まり、金属に吸着したり油同士で吸着し合ったりする性質があります。
そのため直接排水口に捨てると水質汚濁や配水管の詰まり、悪臭の原因になり得ます。

洗剤は原液のまま排水口に捨ててしまうと排水管の損傷や劣化に繋がってしまいます。

水質汚濁や排水管トラブルを起こさないためにも
これらのものは正しく処理しましょう。

油の捨て方

油の処分方法はいくつか推奨されているものがあります。
自治体によっては廃食用油の回収を行っている場合もあるので、まずは自治体の廃油回収方法を確認してみましょう。

油は基本的に「可燃ごみ」として捨てることができますが
液状のまま捨てることは危険なため吸収させるか固める必要があります。

1　新聞紙を利用する

油を冷ましてから新聞紙に油を吸収させ、ポリ袋などに入れて可燃ごみとして処分します。
新聞紙がない場合はペーパータオルでも代用できます。
この時自然発火を防ぐために新聞紙やペーパータオルに水を少ししみ込ませておきます。
水をしみ込ませるのは気温の高い夏場などに発熱して自然発火する恐れがあるためです。

(参照：日清オイリオ’sキッチン
https://www.nisshin-oillio.com/kitchen/study-oil/throw.html)

2　牛乳パックを利用する

牛乳パックに新聞紙やペーパータオルを詰めて、冷ました油を流し込みます。
この場合も自然発火を防ぐために新聞紙やペーパータオルには水を少ししみ込ませておきましょう。
最後に牛乳パックの口をテープなどで止めて処分します。

3　凝固剤で固める

揚げ物などで油が多い場合には、凝固剤で固めて処分することができます。

凝固剤はドラッグストアやネットショップなどでも市販されています。
使用方法は商品によって多少異なる場合もありますが、基本的には油が熱いうちに凝固剤を入れて溶かして油が冷めると凝固剤によって油が固まります。
固まった油はそのままポリ袋などに移して処分できます。

洗剤の捨て方
香りが好みでなかったり、開封後にそのままほとんど使わず不要になった洗剤類は
油同様に自治体によって処分方法も違うため確認してから処分するようにしましょう。

洗剤・柔軟剤などの場合

一般的には可燃ごみとして処分されているようですが粉末や固形タイプであればそのままポリ袋などに入れて捨てることができます。
液体タイプは新聞紙や不要な布に染み込ませて燃えるごみとして捨てましょう。
また、水で薄めることで排水口に流しても問題ないようです。

塩素系漂白剤

可燃ごみとして処分できる場合が多いようですが、
酸性のものと混ざると有毒ガスが発生してしまうため、酸素系洗剤と一緒に捨てるのは絶対にやってはいけません。
こちらも水で薄めることで排水口に流すことができますが、必ず薄めることが重要です。
原液のまま流してしまうと配水管損傷の恐れがあるためとても危険です。

身近なものでもこれだけ処分に気をつけなければいけないのは大変かもしれませんが
水質汚濁や排水管トラブルに繋がってしまわないように多少手間でもこれらを行うように心がけましょう。

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