不用品回収ここだけの話

遺品整理で布団はどうやって処分すべき?布団処分に役立つ情報を紹介

Posted by 2019.09.11 Business vector designed by Freepik
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遺品整理をするとたいてい布団などの寝具の処理をしなければいけなくなります。
布団はけっこうかさばるものなので、どうやって処理しようか悩む人も多いのではないでしょうか。

この記事では布団などの寝具を処理する方法をいくつかご紹介します。

布団を捨てる方法

布団などの寝具はある程度大きさがあり重量もけっこうあるので、ゴミ捨て場に気軽に捨てるわけにはいきません。
適切な方法で処理する方法には以下のような方法があります。

◆粗大ごみとして出す
一番手っ取り早い処分方法は粗大ごみとして出す方法です。
粗大ごみに関するルールは自治体によって違うので、遺品整理をする地域を管轄している自治体のゴミ出しルールを調べなければいけません。
基本的な流れとしては、粗大ごみの手数料としてコンビニなどでごみ処理券を購入し、それを布団に貼って収集日にゴミとして出します。

手数料の一例として練馬区のケースを紹介すると、ふとんは400円かかります(収集の場合)。
粗大ごみ受付センターに持ち込む場合は収集料金の半額になるので200円です。
たいして高くないので粗大ごみとして出すのがスムーズです。

◆細かく切って可燃ごみとして出す
粗大ごみに出す作業が面倒という場合は、細かく切り刻んで可燃ごみとして出すこともできます。
基本的に30センチ四方よりも大きくなると粗大ごみとして扱わないといけないので、それよりも小さいサイズに細かく切らなければいけません。
ただ自治体によって細かな規定が多少なりとも変わることがあるので、不安な場合は一度連絡してから処理したほうが良いでしょう。

可燃ごみに出すと当然費用はかかりませんが、その分手間がかかります。
布団の材質によっては通常のはさみだと切れにくく、布用のはさみを利用しないとうまく切れないことがあります。
そうした手間を考えると、粗大ごみとして数百円出して出した方が簡単で時短にもなります。

◆遺品整理業者や不用品回収業者に回収してもらう
もし遺品整理を業者に依頼する場合は、他の不用品と一緒にまとめて処分してもらう方法があります。
この方法だと使わないものを一気に処理してもらえるので楽です。
自分たちで遺品整理する場合は不用品回収業者にゴミとなるものだけ持って行ってもらうこともできます。

もし捨てるのが布団くらいという場合は業者に頼まなくても十分ですが、家具や家電など他にもたくさん処分しなければいけないものがあるなら業者に頼むと処理の手間が減ります。
業者は軽トラや2トントラックなど搬出に便利な車両を持っているので、自分たちだけでは搬出できない物を布団と一緒にまとめて運んでもらえます。

不用品回収業者に布団だけ持って行ってもらう場合の費用はだいたい2,000円前後を見ておけば良いでしょう。
ただ布団だけだと回収しに来てくれないこともある他、出張費の名目で数千円取られることもあるので注意してください。

ちなみに遺品整理業者を選ぶときは、ゴミナビ!を使って相見積もりしてから契約すると費用を抑えられます。
利用は無料なので一度利用することをおすすめします。

◆布団を買ったお店に引き取ってもらう
布団を買った販売店に引き取ってもらうこともできますが、この場合も数千円の引き取り費用が発生する可能性があります。
ただしこうしたお店では布団を大量に扱っているため、もしかしたら無料で引き取ってくれるところもあるかもしれません。
ダメもとで尋ねてみても良いでしょう。

切って可燃ごみにするなら衛生に気を付けよう

もし自分で布団をカットして可燃ごみにする場合は、必ずマスクと手袋を着用して行いましょう。
古い布団には大量のほこりやダニやカビなどが住み着いている可能性があるからです。
アレルギー体質の人がそれらを吸い込んだら何かしら健康を害してしまう恐れがあります。
換気にも注意して少しずつ切ってください。

さらに先述のように布団は案外切りにくいものなのではさみやカッターの刃を何度も入れることになりますが、勢い余って指や手を切ってしまわないように手袋や厚手の服を身に着けて慎重に行いましょう。

布団をリサイクルする方法

布団は故人が就寝に使った大切な遺品なので、捨てるのではなくリサイクルしたいという遺族もいるでしょう。
リサイクルする場合には以下のような処理方法があります。

■リサイクルショップに買い取ってもらう
布団の中には高級な品もあります。
あるいは比較的状態がよくきれいなものもあるでしょう。
そういう布団ならリサイクルショップで買い取ってもらえるか、最悪でも無料で引き取ってもらえる可能性があります。
ただ布団があまりにひどい状態なら無理でしょうし、仮に見た目がそれなりにきれいでも汗やダニなど衛生面を気にされて引き取ってもらえない恐れもあります。

リサイクルショップへの持ち込みを検討しているなら、事前にそのショップに布団の引き取りに対応しているかどうか尋ねてから持っていく方が良いでしょう。

■布団販売店に下取りしてもらう
状態がある程度良いのであれば、その布団を購入したお店に下取りしてもらって新しい布団を購入するという手もあります。
また販売店の中には下取りサービス対象商品を引き取るサービスを提供しているところもあるので、もし遺品の布団が対象商品ならそのサービスを利用すると良いでしょう。

■誰かにあげる
自分の所で布団の数が間に合っているのなら、誰かにあげるのも良いです。
知人や友人にあげても良いですし、「国際社会支援推進会ワールドギフト」などの支援団体に寄付することもできます。
集荷料金はかかりますが、発展途上国の人々に大切に使ってもらえるので晴れやかな気持ちで処理できます。

打ち直しして形見として使うのもあり

「布団の打ち直し」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
打ち直しとは簡単に言えば布団をリフォームすることです。
長年使用していると布団のボリュームがなくなってへたってしまうことがありますが、解体して中の綿をほぐしてクリーニングするときれいな状態によみがえることがあります。

もし故人の使っていた布団がある程度高級なものなら、すぐに捨てずに打ち直しを考えてみるのも良いでしょう。
費用は1万円~2万円前後することがありますが、故人の形見としての価値を持つのでそうする価値は十分あります。

まとめ

遺品の中に布団などの寝具がある場合は、状態によって捨てるかリサイクルするかを考える必要があります。
ゴミとして出す場合は捨て方によって無料~数千円の費用がかかります。
リサイクルする場合は無料で引き取ってもらったり下取りしてもらえる可能性があります。

ただ個人が長い時間使っていたということを考えると、形見として処理できないか一度考えるのも良いでしょう。

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