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遺品整理で出た遺品はリサイクルしよう!方法とメリットを解説!

Posted by 2019.09.18 Business vector designed by Freepik
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遺品整理をしていると実にいろいろな遺品に触れることになります。
遺品整理では基本的にものをいくつかのカテゴリーに分けていく仕分け作業から始めていきますが、カテゴリーの一つとして「リサイクルするもの」を作っておくのがおすすめです。

この記事では遺品をリサイクルする方法やメリットについて解説します。

遺品整理のリサイクルってどういう事?

遺品整理作業では遺品を以下のようなものに仕分けていくことができます。

●貴重品(相続などの対象)
●形見分けするもの
●捨てるもの
●自分が使うか保管するもの
●リサイクルするもの

遺品の中にはいろいろなものがあるのではっきりとカテゴリー分けするのは難しいこともあります。
貴重品や自分が使うもの、形見分けするものなどは分かりやすいですが、意外と捨てるものとリサイクルするものとの境界線がつかないこともあります。
あからさまなゴミであればまだしも、価値がよく分からないとか何に使うのか分からないものもあることでしょう。

また「それほど金銭的価値はなさそうだけど捨てにくいもの」という遺品もあるでしょう。
例えば服や筆記用具、趣味関連のグッズ、コレクション、家具などです。
遺族の誰も使わないけど捨てるのも忍びない遺品があると処理に困ることがあります。
そういう時はまず「リサイクルするもの」のカテゴリーに遺品を分類しておいて、後で誰かにあげたり売却したりできます。

遺品をリサイクルするメリット

遺品をすぐに捨てずにリサイクルすることには色々なメリットがあります。
以下は代表的な例です。

◆他の人に使ってもらえるという安心感がある
遺品は故人の思い出が詰まったものですから遺族としては簡単に捨てるわけにはいきません。
捨てると「薄情かも」とか「個人をないがしろにしているかも」といった気持ちになりやすいものです。かといって保管場所があるわけでもない場合は迷ってしまうでしょう。

そういう時には誰かにあげたりリサイクルショップに売るなどして、別の人が引き続きその遺品を使ってくれるようにすると良いです。
やはり物は使われて初めて価値が出てきますから、他の人が故人が大切に使っていたものを引き継いでくれれば、遺族としては気持ちが落ち着くでしょう。
遺品整理がつらいとか捨てられないと悩んでいる人にとってこれは大きなメリットと言えます。

◆利益になる
遺品の中には意外と高く売れるものが含まれているケースがあります。
例えば故人が趣味で集めていた本やおもちゃなどのコレクションや趣味の品などです。
「一見金銭的価値がなくてもその道の人には貴重な品」ということもありえます。
それらを売却することによって遺産が多少なりとも増える可能性があります。

◆エコロジーになる
「もったいない」という言葉で知られている日本ですが、実は日本はゴミ焼却炉の数が世界一位です(1243基)。
ゴミを焼却するとダイオキシンが発生しますが、ダイオキシンは腫瘍形成や免疫抑制など様々な異常を引き起こすことで知られています。
ですから少しでも遺品をゴミにせずにリサイクルに回すことでエコロジーになります。

◆都市鉱山として活用できる
家電製品の中には貴重な金属が使われていることがあり、それらを集めればかなりの価値が生まれます。
小型家電はいわば有用金属を抱える鉱山のようなものです。
日本は年間65万トンもの使用済み家電が出る国ですが、そのうち有用金属は28万トン、お金にすると844億円にも相当します。
家電はきちんとリサイクルすることで貴重な財源になります。

遺品をリサイクルする方法

遺品をリサイクルする方法には色々ありますが、代表的な方法を以下にあげてみます。

■リサイクルショップ
リサイクルショップは色々な街にあるので、遺品を持ち込んで査定してもらいましょう。
すべての遺品を受け取ってもらえないかもしれませんが、別のショップに行けば価値をつけてくれるかもしれません。
仮に金額がつかないとしても無料で引き取ってくれる可能性があるので、その場合は捨てずにそのショップに渡した方がベターです。

■製造メーカーや販売店に引き取ってもらう
家電リサイクル法によって、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、テレビについてはリサイクル料金を支払って引き取ってもらうことが義務付けられています。
収集された製品はリサイクルされることになりますが、遺族はその家電を購入した販売店や製造メーカーに製品を渡すか、市町村が指定する特定の引き取り場所に持っていけます。

なお家電リサイクル法で定められた4品目以外に、小型家電リサイクル法によって定められた家電製品もあります。
パソコンやカメラやスマホなどかなりたくさんの種類の家電が含まれますが、これらの品についても自治体に問い合わせて処分方法を確認しましょう。

■ヤフオクやメルカリなどを使う
リサイクルショップに引き取ってもらえない場合は、1千万人以上のユーザーが集まるヤフオクに出品しても良いでしょう。
ヤフオクなら専門性が高い商品が数多く売られていて、様々なマニアやコレクションが日に日に集まっています。よく分からない品物でも、欲しい人には欲しい品物かもしれません。

また最近ではメルカリなどのフリマサービスが人気になっていますが、やはりこうしたサービスでも売れなそうなものが売れる可能性があります。
ダメもとでも一度出品してみましょう。
思わぬ価値がつくかもしれません。

■寄贈する
書籍などは図書館や学校の図書館などに寄贈できるかもしれません。

■知人や近所の人にあげる
自分は使わなくても他の人が使う遺品があるかもしれません。
周りに尋ねてみてほしいかどうか確かめてみましょう。

■遺品整理業者に処理してもらう
遺品整理を業者に依頼する場合は、不用品の買取や処理をそのままその業者に依頼することができます。
「古物商許可証」という許可証を持っている業者なら売却できるので、遺品整理の機会にまとめてリサイクルしてもらうと良いでしょう。
大きな家具や重い家電などは搬出が難しいので、業者に頼めばリサイクルできるだけでなく家から運び出す良い機会にもなります。

遺品をリサイクルしてくれる業者はゴミナビ!で探そう

もし遺品の量もリサイクルしたいものの量もたくさんある場合は、遺品整理作業を頼むついでに遺品整理業者にリサイクル品の買取や搬出をお願いすると良いでしょう。
ただし信頼できる業者に頼まないと高額請求などのトラブルに巻き込まれないとも限らないので、業者選びは慎重さが求められます。

業者を選ぶときはゴミナビ!経由で選ぶようにしてください。
ゴミナビ!には企業証明などを提出した優良業者しか登録できないようになっているため、経由すれば悪徳業者につかまることはありません。
さらにゴミナビ!では無料で最大5件の業者に相見積もりをするサービスを提供しているので、それを利用すれば最安業者を簡単に見つけることができます。

まとめ

遺品整理をする時は、「リサイクルするもの」というカテゴリーの箱や仕分け袋を用意しておきましょう。
すぐに捨てるのではなく、売れるかどうか、誰かが欲しいかどうか、寄贈できるかどうかなどをまず考えてから処理しましょう。
ゴミナビ!で探した信頼できる遺品整理業者に売却することも可能です。

できるだけ遺品をリサイクルすることで遺族は「大切な品を捨てずにすんだ」という心の平安を感じられますし、場合によって金銭的利益を得ることにもなります。
きちんと処理すればエコロジーになるだけでなく、都市鉱山としての価値も生み出すことになります。
ぜひ一度処分される前にこれらのことをご検討してみてはいかがでしょうか。

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