溜め込み症という名の病気の実態

Posted by 2022.11.15 Business vector designed by Freepik

「溜め込み症」聞いたことはありますか？

あまり馴染みのない病名で、実際にかかったことがあるという人もなかなか聞かないかもしれません。
それもそのはず、これは身体的な病気ではなく精神的な病気なのです。
皆さんは、周囲の方で物を捨てられない人、家が片付かない人に遭遇したことはありますか？

彼らは溜め込み症とまでは言わなくとも、軽度の病を抱えている可能性があります。

今回は、溜め込み症について全く知らない人でもわかるように簡単に解説していきます。

＜溜め込み症ってなに？＞
溜め込み症とは、その名の通り何かをため込んでしまうことです。
例えば、スーパーで買ったお惣菜やお弁当についている輪ゴムを捨てることができず異常なまでにとっておいている人や、買い物をした際に有料でもらえるレジ袋も捨てられずにストックをしている人など、特定のものを溜め込んでいる人も溜め込み症の可能性があります。

しかし、それだけではなく、どんなものでも捨てることができなくなってしまっている。あるいは捨てること自体に恐怖を感じるなど溜め込み症が重度になればなるほどため込んでいるものの数が増えます。

ゴミ屋敷に住んでいてものが捨てられないという方はほとんどのケースがこの溜め込み症と診断されます。

＜周囲の人はどうしたらいいのか＞

溜め込み症の疑いがある場合や少しでも様子が以前よりもおかしいと感じた場合は、家族の付き添いのもと精神科の病院へ行くことを推奨します。

段階が進みすぎると治療にも時間がとてもかかります。また、近隣からのクレームの対象になったり生活に支障が生じることもありますので、早急に対処する必要があります。

その際に注意してもらいたいことは勝手に家を片付けるということをしないことです。
本人の許可なく勝手にものを捨ててしまうと、精神的なバランスが崩れてしまう原因にもなりますので必ず本人の許可を得た上で掃除をするようにしましょう。

＜まとめ＞
ここまでの話を聞いて周囲の人で思い当たる人物がいる場合は、行動に移すことを躊躇するのではなく、寄り添うことして欲しいと思います。

片付けをする際は自分一人で行おうとするのではなく業者を入れることで効率的かつコストも抑えて掃除ができるということを覚えておいてください。