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遺品整理はいつから始めたらいい?べストなタイミングを解説!

Posted by 2019.09.18 Business vector designed by Freepik
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遺品整理をしなければいけない遺族にとって悩みの一つになるのは「いつから始めるか」という点です。
故人の住んでいた家や遺品整理に参加する遺族の都合によってはベストなタイミングは変わります。

この記事では遺品整理を始めるのに良い時期を決める判断基準について解説したいと思います。

遺品整理を始める一般的なタイミング

最初に遺品整理のおおまかな定義だけしておくと、遺品整理とは「故人の持ち物を片付ける作業を通して、物理的・心情的な整理をすること」です。
遺族にとって遺品は故人の思い出や人生がつまった大切なもので、子ども部屋のおもちゃを片付けるような単純な話ではありません。

手紙や写真はもちろん、故人が頻繁に使用していた筆記用具ひとつとっても遺族にとっては思い出の品になります。
その筆記用具を使っていた故人の姿がイメージできたり、「それを使ってどんな事を書いたんだろう」と想像が膨らんできたりします。遺品整理とはこのように、故人をしのびながら行う整理整頓です。

ですから思い立って急に始めるのではなく、十分時間の余裕を取ってから始める必要があります。

遺品整理を始める一般的なタイミング

一般的には遺品整理を行う時期としては以下のようなタイミングが代表的です。

◆葬式後
葬式の時は家族や親族が最もよく集まるタイミングなので、遺品に含まれる様々な品について話し合う機会があります。
ただし葬儀前後はバタバタしていますし何よりも気持ちが落ち込んでいる時なので、場合によってはベストなタイミングとは言えないでしょう。
故人の死が全く予期できておらず突然死した場合などは特にそういえるかもしれません。

◆49日後
仏教徒の場合は故人の魂が49日目で別の世界に旅立つという信仰を持っています。
そのため49日目に遺族が多く集まるので、このタイミングで話し合いをすることが多いのではないでしょうか。
故人の死から1か月半ほど経っているので気持ちが少しは落ち着いていることもあり、比較的遺品整理を始めやすいタイミングと感じる人は少なくないようです。

◆手続きが一通り終わってから
故人の死亡後には死亡届はもちろん、年金や保険や電気・水道・ガスなどのインフラ関係の手続きも一通り行わなければいけません。
あちこちのオフィスに行かなければいけないので、これが終わるまでは時間的余裕がないというケースもあるでしょう。
ですからすぐにやるべき手続き作業がひとしきり済んでから遺品整理を始めるのも良い手です。

このように遺品整理を始めるタイミングは様々にあり、早ければ故人の死から数日後、遅ければ1,2か月後に行うことになります。

遺品整理をいつから始めるか決める判断基準

遺品整理をどの時期から始めるかについて絶対的な判断基準はありません。
しかし以下のような点を意識するといつ始めなければいけないが分かってきます。

■気持ちの整理がついているか
後述するケースによっては遺品整理を急がなければいけないこともありますが、特にそういう状況がなければ遺族の気持ちの整理がついているかが大きな判断基準になります。
遺品整理を気持ちの余裕がない状態で行うと、全く何も手につかないか逆にむやみに物を捨ててしまう恐れがあるからです。

これから始めようと思っても、思い出の品ひとつひとつを見るたびに涙してしまう遺族も少なくないでしょう。
あるいは気持ちにふんぎりをつけようとして断捨離するかのように遺品をどんどん廃棄したり売却してしまうかもしれません。

どちらのケースも効率的な遺品整理ができません。
ですから悲しみがすべて消えることはないとしても、まずは故人の死を思い切り悲しむ時間をつくって気持ちの整理をつけることが大切です。
しっかり泣いて他の家族や親族と故人について話すことでまずは心の整理をしましょう。

■持ち家か賃貸か
故人が住んでいた家が持ち家であれば遺品整理を急ぐ必要はありません。
相続財産や他の金銭的価値があるものについては相続分割の観点から早めに整理する必要がありますが、家具や家電や日用品などについてはじっくり時間をかけて仕分けたり廃棄していけば大丈夫です。

しかし家が賃貸なら話は別です。賃貸なら契約書の中に退去日や家賃、解約ルールなどが記載されているはずですが、それに基づいて原状復帰作業および退去作業をしなければいけません。
そのため「時間がある時に遺品整理すればいいや」とはいきません。

もし貸主が「家賃さえ払ってくれればそのままでいいよ」と言ったとしても、遺品保管のためだけに何万も払い続けるのは現実的な話ではないでしょう。
持ち家の場合も相続の問題や不動産売却の問題によっては早めに遺品整理を始めなければいけないケースも考えられますが、賃貸住宅の場合は自分や家族の持ち物ではないので余計に時間制限があります。

■特殊清掃が必要か
孤独死や自殺などが原因で故人の死の発見が遅れた場合、遺体が腐乱して部屋がひどい状態になってしまうことがあります。
そうなるとその家だけでなく近隣住民まで悪臭や害虫などで迷惑がかかってしまうので、できるだけ早い行動が必要になります。
賃貸住宅であればなおさら早く動かないといけません。

■ゴミ屋敷か
特殊清掃とケースが少し似ていますが、ゴミ屋敷も悪臭や害虫を寄せつける大きな原因となります。
持ち家なら放っておいても良いかなと思うかもしれませんが、害虫や悪臭はその家だけではとどまってくれないことも多いのでやはり遺品整理を急がなければいけません。
火災発生のリスクも高まるので、近隣住民や家屋の保護のためにはタイミングを早めましょう。

■相続放棄するかどうか
もし故人の遺産を引き継がずに放棄するなら3か月以内に相続放棄の手続きをしなければならず、手続き後は一切遺品に触れることはできません(金銭的価値のない写真や手紙の形見分けなどはできる)。
ただし遺産の中にどのようなものが含まれているかが分からなければ相続放棄の決断をするのが難しい場合もあるでしょう。

そういう場合はまず遺品の中にある遺産の価値を計算できるようにある程度遺産を調べる必要がありますが、「相続放棄=遺品には極力触れない」という決まりがあるのでどこまで遺品を具体的に調べられるのか素人では判断しきれない恐れがあります。
そのため法律家の助けを借りると良いですが、そのようなプロセスを経るには時間がかかります。

遺産の詳細を調べることも遺品整理の一環と考えると、相続放棄の可能性が少しでもあるのなら早め早めに行動したほうが良いでしょう。

全てをまとめてやる必用はない

賃貸住宅の場合などすべての遺品をまとめて片付けなければいけない場合は別として、時間的余裕がある場合は部分的な遺品整理を行うこともできます。
例えば写真や手紙など思い出を強く感じるものだけを整理しておくとか、いくらかの遺品を関係者の中で形見分けする程度でも十分です。

故人が何十年も生きてきたのであればそれなりに所有している物の量も多いことでしょう。
それらをまとめて一気に整理するのは時間的にも気持ち的にも現実的ではありません。
遺品の中には遺族がそのまま使えるものもあるでしょうし、形見分けするか捨てるか保管するか迷うものもあるからです。段階的に遺品整理することで無駄な廃棄をせずにすみます。

必要に応じて遺品整理業者に依頼しよう

以下のような状況では自分でおこなわずに遺品整理業者に作業を依頼するのも良いでしょう。

□特殊清掃やゴミ屋敷で手が付けられない場合
□すぐに遺品整理しなければいけないが時間がない時
□廃棄物の中に重いものや大きいものがあって搬出が難しい時
□遺品に触れるのがつらくてどうしても始められない時

このようなケースでは時間的、心情的、能力的な観点から遺族が自分たちだけで処理するのが難しいでしょう。
いつから遺品整理を始めるか決めてから、必要に応じて遺品整理を代行してもらいましょう。

なお「大切な遺品を業者に任せるのには抵抗がある」という遺族もいるかもしれないので、関係する遺族とのコミュニケーションは良く図っておくことをおすすめします。
業者と言っても、良心的な優良企業には遺品整理士など遺品を丁重に扱ったり遺族の心情に配慮して動いてくれるプロが在籍しています。
ですからベストな作業で遺品を仕分けて処理してくれると確信できます。

業者に依頼する費用を気にする遺族もいるかもしれませんが、ゴミナビ!で相見積もりを使って業者選びをすればできるだけ費用を抑えた依頼が可能です。
遺品の中に金銭的価値を持つものがあれば買取してその分を費用から差し引いてくれる業者もいるので安心です。

まとめ

いつから遺品整理を始めるかを決めるのは簡単なことではありません。
状況によってはほぼ強制的にすぐ始めなければいけないこともありますが、ある程度遺族に時間的余裕があるのであれば、まずは気持ちの整理をつけることを優先しましょう。
故人についてしっかり悲しんで偲んでから時期を決めると、後悔しない遺品整理ができます。

紹介したいくつかのポイントを踏まえたうえでどのタイミングがベストか判断してください。
遺品の量が多かったり気持ちや時間にゆとりがない場合は部分的な遺品整理をすることも考えましょう。
また必要に応じて信頼できる遺品整理業者をゴミナビ!で見つけてください。

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