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遺品整理で出た遺品はヤフオク!でも売れる!便利な使い方を解説

Posted by 2019.09.12 Business vector designed by Freepik
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故人の遺品の中には金銭的価値がありそうなものが残されているケースが珍しくありませんが、もし形見分けしないのであれば売却するという方法もあります。
ただどこに売却すればいいか悩んでしまうことってありますよね。
売却先によっては思わぬ損をすることがあるので、慎重に検討する必要があります。

この記事では遺品を売却する候補の一つとして「ヤフオク!」を紹介したいと思います。
ヤフオク!のサービスの概要について説明して、どんなものが売れるか、どのように売却先を選べば良いかも解説します。

ヤフオク!ってどんなサービス?

「ヤフオク!」とは「ヤフーオークション」のことで国内最大級のオークションサイトのことです。
ヤフオクには電化製品やアクセサリー、事務用品、不動産、車などいろいろな日用品が出品されていますが、出品者には店舗だけではなく個人もいます。
誰でも新品や中古品を自由に売り買いできるので人気が非常に高いオークションサイトです。

ヤフオク!に遺品は出品できる?

結論から言うとヤフオクに遺品を出品することはできます。
別に商品名に「遺品」と言っても言わなくても出品することができますが、もし遺品と書くのに抵抗があったり「書いたら売れないんじゃないか」と思うようなら、単純に「使用しないので出品します」とだけ書けば大丈夫です。
遺品とはいえ遺族以外の人から見れば一商品にすぎないので全く問題はありません。

ヤフオク!を使うメリット

ヤフオク!を使って遺品の売却を行うメリットを解説したいと思います。
メリットには以下のような点があげられます。

◆思わぬ高値がつくことがある
ヤフオク!には目の肥えた人やコレクター、マニアなどがやってくるのが、一見価値がないように思える商品でも買い手がつきやすいです。
例えば遺品の中にぬいぐるみやおもちゃ、本や雑誌などがあった場合、そこらへんのリサイクルショップではあまりニーズを感じてもらえず安く買われてしまうかもしれませんが、コレクターにとっては喉から手が出るほど欲しい逸品かもしれません。

ヤフオク!で商品を探す人は基本的にその商品に関連したキーワードを検索して目当てのものにたどり着こうとします。
そのためその商品のページを開いている時点ですでにその遺品に興味が示されています。
ですから思わぬ高値がつくことも十分あり得ます。

◆大勢の人に見てもらえる
ヤフオク!には2018年6月時点で約1,609万人もの利用者がいます。
これだけの利用者がいれば、特定の遺品に興味を示してくれる人が出てくると期待できます。
リサイクルショップなどに持って行っても、もしそのショップが持ち込んだ遺品をあまり重視していなければ高価買取はしてくれません。
しかし1千万人以上の目に触れれば高値がつくチャンスが拡大します。

◆なんでも売れる
ヤフオク!では多種多様なものを出品可能です。
たばこや医薬品、臓器、毒物、銃器など一部のカテゴリーを除けばほとんどのものを売却できるので、遺品整理で出てきたいろいろな遺品をまとめて一気に販売しやすいです。
リサイクルショップなどでは「これは引き取り出来ません」と言われそうなものでも出品できます。

◆何度でも出品できる
ヤフオク!では出品は無料なので売れるまで何度も出品し続けることができます。
再出品する手順はとても簡単で、変更点がなければ再び商品情報を再入力しなくてもすぐにまた売り始められます。
リサイクルショップの場合、あるショップで売れなかった商品を今度は別のショップに持っていくというのは面倒ですよね。
ヤフオク!ではスマホやパソコンで操作できるので非常に便利です。

ヤフオク!を使うデメリット

ヤフオク!にはメリットがたくさんありますが、デメリットがないわけではありません。
いくつか注意点をあげたいと思います。

◆手間がかかる
パソコン操作に慣れている人の場合は特に問題ありませんが、不慣れな場合は出品操作や発送などに不安を覚えるかもしれません。
基本的には誰でも出品できるような簡単操作になっていますが、初めてオークションサイトを使う場合にはいろいろ面倒に感じることもありますよね。

◆落札システム利用料がかかる
後述するようにヤフオク!には落札システム利用料というものがかかります。
出品だけは無料ですが、落札されると手数料が請求されるので、落札金額によってはさほど売却益がつかないこともあります。

ヤフオクでどんな遺品が売れる?

ヤフオク!ではいろいろな遺品を出品できますが、以下のようなカテゴリーの商品は人気が高いです。

●アンティーク、コレクション
●アクセサリー
●ホビー、カルチャー

「遺品」というキーワードで検索すると、2019年7月5日の時点では全部で826件の商品がヒットしますが、カテゴリーの内訳は以下のようになっています(かっこ内は商品点数)。

□アンティーク、コレクション(218)
□本、雑誌(141)
□タレントグッズ(115)
□ホビー、カルチャー(106)
□アクセサリー、時計(101)
□食品、飲料(46)
□音楽(36)
□住まい、インテリア(24)
□おもちゃ、ゲーム(16)
□事務、店舗用品(5)
□映画、ビデオ(5)
□家電、AV、カメラ(4)
□その他(2)
□花、園芸(2)
□ファッション(2)
□コミック、アニメグッズ(1)
□ビューティー、ヘルスケア(1)
□スポーツ、レジャー(1)

この検索結果を見ると、やはり先述のカテゴリーに商品が集中しているのが分かります
(本や雑誌などのカテゴリーでは商品数が多いが、タイトル名に「遺品」と名前がつくものなど遺品整理とは無関係なものもある。
またタレントグッズも故人の遺品とは特に関係ないものが多い)。

商品点数が多いカテゴリーに出品されている遺品の中で、実際にどんな商品に入札が入っているか見ると、例えば「アンティーク・コレクション」のカテゴリーでは茶碗や刀、仏具などが人気です。
「ホビー、カルチャー」のカテゴリーではネックレスやピンタイ、掛け軸、油絵、書道具などに入札が入っています。

上記の例はあくまで「遺品」というキーワードで検索した例なので、もし遺品と書かずに一品物として出品すればもっと出品点数や入札数は多くなります。
このようにヤフオク!では様々な遺品が出品&入札されているので、一見売れなそうなものや価値が分からない遺品であっても一度出品してみると良いでしょう。

ヤフオクで遺品を売却する方法

ヤフオクでどのように遺品を売却できるか実際の手順を見ていきましょう。
ヤフオク!への出品は無料で行えます。
以下のような簡単なプロセスで好きなものをすぐにでも売りに出すことができるので試してみてください。

1.ヤフーのアカウントを作る
2.ヤフオク!のサイトにアクセスする
3.「出品ページ」から商品の情報を入力する(画像や商品名、カテゴリーの選択など)
4.発送元の地域や送料負担、配送方法などを選ぶ
5.商品の掲載期間や開始価格を設定する
6.ひたすら入札を待つ
7.落札されたら落札者とヤフオク!上で連絡を取る
8.商品を発送する

これだけの作業です。
最初は少し慣れが必要かもしれませんが、1,2点売却すれば感覚がつかめてくるのでだんだんと操作がスムーズになるでしょう。
なお入札価格についてですが、即決価格を設定しておくとその値段で誰かが入札すればすぐにオークションが終了します。
そのため1点1点を早めに終わらせたいという場合は即決価格を設定しましょう。

落札されたら落札システム利用料を払う

ヤフオク!では出品自体は無料でできますが、落札された場合は落札システム利用料を支払わなければいけません。
これはいわばショッピングモールに出店している人が支払うテナント料のようなものです。利用料は以下のような設定になっています。

●Yahoo!プレミアム会員 落札価格の8.64%(税込)
●Yahoo!プレミアム会員登録なし 落札価格の10%(税込)

例えばプレミアム会員登録がない状態で出品して、仮に1万円の落札価格が着いたら1,000円を支払うことになります。
仮に遺品に高い値段がついてもこの利用料が意外と痛い出費になるので、場合によってはヤフオク!よりも手数料がかからず買取してくれる業者に売却する方が良い場合もあります。

落札代金の受け取り方法

ヤフオク!で落札した品物の支払い方法には以下のようなものがあります。

■PayPay
■Yahoo!マネー/預金払い
■クレジットカード
■インターネットバンキング
■ジャパンネット銀行支払い
■コンビニ支払い
■銀行振込(振込先ジャパンネット銀行)
■Tポイント

出品者はどの決済方法が良いか自分で選ぶことができ、出品者は通常使っている口座で代金を受け取れます。
商品が落札されると、出品者は「マイ・オークション」ページから売上金管理ができ、PayPayへのチャージで受け取るか受取口座への振り込みにするかなどを選択できます。

売却益には税金がかかる?

ヤフオク!で売却した遺品の売却益についてですが、基本的にこれは「譲渡所得」とみなされます。譲渡所得において生活用動産の譲渡は非課税となります。
生活用動産とは衣服や車、家具やじゅう器など日常生活に必要な動産のことです。
ですから生活用動産にあたるものについては所得税はかかりません。

ただし貴金属や宝石や美術品、骨とう品などで「1個または1組の値段が30万円を超えるものの譲渡による所得」は課税対象となるので注意してください。
もしアンティーク品などを売ってかなりの高値がついた場合は、税務署などに相談して詳しい情報を得ておくと良いでしょう。

遺品整理の品の売却先の決め方は?

遺品を売却する場合、どこに売却を依頼するかというポイントは重要です。
なぜなら売却先によっては値段の付け方が全く違う場合があるからです。
例えばある遺族は80万円で購入した骨董品をわずか2万円という少額で遺品整理業者に買い取られました。
しかしのちにヤフオク!でその骨董品が40万円で落札されていることに気づいてショックを受けました。

もし最初からヤフオク!に出品していたら38万円の損を被ることはありませんでした。
このケースでは遺品整理業者が悪質で価値を調べもせずに安く買いたたいた事が原因でした。
しかし悪意があるかどうかにかかわりなく、どこに遺品を売却するかによって本来の価値がきちんと査定されない場合があるため売却先選びは重要です。

売却先を決める時の注意点

一番良い売却先がどこかを確実に判断する基準はありませんが、以下のようなポイントを意識すると良いでしょう。

◆貴金属は貴金属専門業者に買い取ってもらう
金などの貴金属の相場は変動するので、貴金属に関する知識が豊富でしっかりレートを計算してくれる専門業者に依頼するのが良いでしょう。
ただし業者を通す場合、基本的には業者は自分の取り分を考えて安く買って高く売ることを意識します。
ですからヤフオク!のように個人間で取引ができて中間マージンを考えなくて良い売却方法の方が、高く落札してもらいやすいとも言えます。

とはいえヤフオク!の場合は商品画像でしか品物を判断できないため、貴金属のような値の張る商品の購入に対して消費者が少し気後れしてしまうのも事実です。
ですから貴金属は基本的には現物を査定してもらえる専門業者に依頼するのが無難です。

◆搬出が難しいものは遺品整理業者や買取業者
大きな家具など自分では梱包・発送できない物についてはヤフオク!で売るのは少しハードルが高いです。
そういう場合は遺品整理業者に遺品整理のついでに買い取ってもらうとスムーズです。
これは遺品の量が多くて一つ一つオークションに出したりリサイクルショップに持っていくのが難しい場合にも有効です。
あるいは買取業者に出張して見積もり・回収してもらう手もあります。

なお遺品整理業者や買取業者が遺品の買取をするためには「古物商許可証」が必要です。
悪徳業者につかまらないためにもこの許可証の所有の有無を確認してください。

◆買取してもらえそうにない遺品はヤフオク
もし遺品整理業者やリサイクルショップなどに引き取ってもらえそうにないなら、最終手段としてヤフオク!を使うことができます。
すでに説明した通りヤフオク!には色々なニーズがあるからです。
リサイクルショップなどに引き取ってもらえなくても、膨大な利用者がいるヤフオク!なら買い手がつく可能性は大です。

どこに売却するにしても、必ず自分で相場を調べてから最終的に売る相手を選んでください。
相場を把握する意味でもヤフオク!は便利です。
まずはヤフオク!で商品を検索してどれくらいの価格で落札されたかをリストにしておき、遺品整理業者や買取業者、リサイクルショップがつける価格と比較してみましょう。
そうすることでどこに出すのがいいのか判断しやすくなります。

まとめ

ヤフオク!は遺品を売却する場所としてとても便利なオークションサイトです。
国内最大級の品ぞろえと最大規模の利用者数を誇る人気サイトなので使わない手はありません。
ヤフオク!に出すことで他では値をつけてもらえないような遺品でも売れる可能性があります。
さらに相場調べのツールとしても利用する価値があるので、ぜひアカウントを作っておくと良いでしょう。

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