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遺品整理で出てきた衣類ってどう処分すればいい?正しい整理方法とは

Posted by 2019.09.18 Business vector designed by Freepik
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遺品の中には色々なものが含まれますが、大量に出てくるものとして代表的なのが衣類です。
衣類は毎日使うものですから、故人が大量に衣類を保有しているケースは珍しくないでしょう。
この記事では衣類を処分する場合の正しい方法や注意点について説明したいと思います。

衣類の遺品整理はどうやればいい?

一点一点の衣類はそれほどかさばらず重要もありませんが、大量になるとかなりのスペースを取ります。
故人が生前ファッションが大好きだったとか、寒い地方に住んでいたという場合は特に衣類全体のボリュームが大きくなるでしょう。
大量の衣服をどう処理するか悩んだら、以下のような方法が取れるか考えてみましょう。

◆形見分けする
衣類は本人が身に着けていたものなので、本人の思い出を色濃く感じやすいものの一つです。
ですから家族や親族や友人など身近な人の間で形見分けするのは良いことです。
仮にそれを着られないとしても保管しておくことで本人を感じやすくなります。
ただし形見分けする時は強制的に渡したりしないようにしましょう。
形見分けはあくまで形見を受け継ぎたい人の中で行うべきです。

◆リサイクルショップなどに売却する
衣類の質や状態にもよりますが、もしまだまだ使えそうな服や高価な服があるのなら、衣類専門のリサイクルショップなどに売却するのも良いでしょう。
古着屋さんは至る所にあるので持ち込みは難しくありません。
意外に高値がつく可能性もあります。

◆オークションサイトやフリマアプリなどを使う
リサイクルショップなどに行く時間がなかなか取れないならオークションサイトやフリマアプリなどを使ってオンライン上で衣類を売却することもできます。
実際にサイトを使ってみると分かりますが、かなりの衣類が売買されているので買い取り手が見つかる可能性は十分あります。

◆遺品整理業者に処分してもらう
もし遺品整理全般の作業を業者にお願いする時は、業者に大量の衣類を一括して引き取ってもらうことができます。衣類が大量だとかなり重くなりかさばるので自分で持っていくのは難しいケースがあります。
遺品整理業者に作業のタイミングで引き取りをお願いすれば持ち出す手間が省けるので便利です。

◆寄付する
児童養護施設や海外の子供たちのために服を寄付することもできます。
ユニクロなどの衣料品店では古着を寄付して海外の子供たちに寄贈する試みを行っているので利用できます。ただあまりに状態のひどいものを渡すのはやめておきましょう。
以下に服を寄贈できるサイトやサービスをご紹介します。

■「特定非営利活動法人 日本救援衣料センター」
■「国際社会支援推進会ワールドギフト」
■「ユニクロ」
■こども服みらいファンド
■国際協力NGOジョイセフ×キャリーオン
■WE21ジャパン

◆リメイクする
衣類としては使えないとしても、生地をばらして他の物に使うこともできます。
例えばぬいぐるみの素材にしたりランチョンマットにしたりバッグやテーブルクロスにしたりなど方法はいろいろとあります。
捨ててしまうよりも別の物に変えて使い続ける方が遺族の気持ちも和らぐでしょう。
裁縫が自分でできない場合でも、オンラインサービスの中にはプロに作業を依頼できるところがあります。

使わなくなった衣類のリメイクができるショップをいくつかご紹介します。

■「スモールハピネス」
■「Creema」
■「dou2marche」

着物は高く売れる

衣類の中でも着物は特に処理に困るものかもしれません。
着物は文化的なものですしきちんと仕立てられているので捨てるわけにはいきません。
とはいえサイズの合う女性しか着られませんし、そもそも着物を着る機会が最近はあまりないのでどうしようか困ってしまうかもしれません。

もし着られないのであれば着物は売却すると良いでしょう。
着物は衣類の中でも高価なもので高く売れる可能性があるからです。
また売却することで他の人がその着物を使い続けてくれることになります。
「遺品の着物でも売れるの?」と心配になるかもしれませんが、遺品とはいえ着物は着物なので問題ありません。
それにわざわざ売る時に遺品だという必要もないでしょう。

着物を売る時は街中にある総合リサイクルショップなどではなく、着物買取業者に依頼すると良いでしょう。
総合リサイクルショップだと着物の価値が分かる店員がいない恐れがありますが、着物買取業者は相場価格に合わせてきちんと着物を査定してくれます。

着物の価値を決める要素には以下のようなものがあります。

●地域独自の技法
鹿児島の大島紬などに代表される地方独自の技法で作られた着物は高く評価される傾向があり、場合によっては数十万から数百万という超高価な着物も存在します。

●証紙と落款
もし故人が着物を新品で購入していて、かつその着物が知られた作家や産地ものであれば証紙や落款などの証明書がついていることがあります。
それがあればその着物の価値が客観的に伝わり高価買取してもらえる可能性が高まります。
人間国宝が作った着物ともなればかなりの値がつくでしょう。

「Buysell」によると主な着物の相場価格は以下のようになっています。
  染着物の種類    買取相場
(有名作家物の場合)
訪問着        ~200,000円
加賀友禅       ~180,000円
京友禅        ~150,000円
記載外の友禅     ~200,000円
振袖         ~140,000円
小紋         ~100,000円
付け下げ       ~80,000円
黒留袖        ~70,000円
色留袖        ~70,000円
色無地        ~20,000円
(Buysellデータ参照)

織着物の種類   買取相場(※)
大島紬      ~200,000円
黄八丈      ~180,000円
郡上紬      ~150,000円
芭蕉布      ~150,000円
記載外の織着物  ~150,000円
久留米絣     ~130,000円
結城紬      ~100,000円
綾の手紬     ~100,000円
宮古上布     ~100,000円
越後上布     ~90,000円
久米島紬     ~80,000円
科布(しなふ)  ~60,000円
藤布(ふじふ)  ~60,000円
紅花紬      ~60,000円
牛首紬      ~35,000円
塩沢紬      ~20,000円
伊奈紬      ~20,000円
能登上布     ~15,000円
(Buysellデータ参照)

この表から分かるように、上質な着物は非常に大きな価値を持つことが分かります。
間違えても軽い気持ちで捨ててしまわないように気を付けましょう。
また着物でなくてもブランド物の服であれば丁寧に扱ってください。

衣類を正しく処分する方法と注意点

もし衣類を捨てるしかない場合は正しい方法で処分しましょう。
衣類は家庭ごみとして出すことができますが、自治体のルールはそれぞれ違うので、遺品整理する現場か実際にゴミを出す場所を管轄している自治体のルールにのっとって行ってください。

一般的には服を廃棄する時は金属のボタンやその他のパーツを取り外しておきましょう。
また古着については資源ごみとして出すことを要求している自治体もあれば、汚れた衣類は燃えるごみとして出すように求めている自治体もあります。
自分が住んでいる地域と異なるルールが存在するという点に注意して処分しましょう。

関係する遺族に了承を得ておく

写真や手紙などと同じく、服は本人を強く思い出す遺品の一つなので、勝手な判断で処分してしまわないようにしましょう。
自分では要らないと思っていても他の遺族が保管したいと思うかもしれません。
また身の丈が故人と同じ遺族があれば、その人がそのまま着続けたいと思うかもしれません。

衣類に限らず遺品の処理は関係者の間での良いコミュニケーションが必要です。
相続財産だけでなく思い出の品の扱いで遺族が言い争いになる可能性もゼロではありません。
ですから処分する場合は他の人にも聞いてから行うようにしましょう。

捨てる場合は写真などに取っておく

もしリサイクルしたり形見分けしたり保管することができない衣類がある場合は捨てなければいけないでしょう。
でもその場合もできることはあります。
それは写真に取っておくことです。写真にとっておけばその衣類や衣類にまつわる思い出話などを思い出すことができるでしょう。
その服で旅行に行ったとか、その服を着ている時にこんな事があったなどの話は意外と覚えているものです。

服は捨てなければならなくても、写真だけでもあれば後で故人を偲ぶことができます。
ちなみに同じ事は衣類に限らず他の遺品に関してもできます。
いろいろな遺品の写真をまとめたアルバムを1冊作るのも良い方法です。

まとめ

衣類は遺品の中でも大量に出てくるものの一つです。
物にもよりますが衣類は比較的大きさがあって重量もあるので、大量に衣類が出てきた場合は処理に困ってしまうことがあります。
そういう時はすぐに捨てる前に、リサイクルショップやヤフオクなどに売却できないか検討したり、形見分けしたりリメイクして使うと良いでしょう。

もしどうしても捨てなければいけない場合は自治体のルールを意識して正しい方法で処分してください。
他の遺族の意見を聞くことも大事ですし、写真に撮っておいて後で見返せるように工夫するのもおすすめです。

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